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二行小説『UDON』

1. はじまり
ウドン格闘家の留郎さんは毎日ウドンと格闘している。鋼鉄をも切裂く秘伝の武器ウドンだ。
祖父のさらに祖父の祖父の祖父から伝わるもので、勿論食べてはいけない。あらゆる意味で。
(2006/08/17 05:28 星野田)

2. そーなんです
山で遭難し、やっと舗道された道に出た。ふと足元を見ると道路にウドンが落ちている。なぜだ。
なぜ、つけつゆは落ちていないのだ。
(2006/08/17 05:48 星野田)

3. U−don!
私は、U−DONを食べると、あなたを両手で思い切り突き飛ばしたい衝動に駆られる。読み間違えているからだ。
(2006/08/17 06:02 無線)

4. 出前娘
届けなければ。アツアツのほかほかが、冷めてしまう前に。
白いかまぼこも、なみうつわかめも、きらめくつゆも。全部あの人のものだ
(2006/08/17 06:08 星野田)

5. 無題  無線 - 2006/08/17(Thu) 06:09 ID:tu1qY/UQ No.1118
うどんを打っていた。どん、どん、と大きな音が鳴る。腕が疲れて、自然と呻き声が漏れる。「うっ」どん。私は、可笑しくてうどんが打てなくなった。
(2006/08/17 06:09 無線)

6. どんべい
蓋を開けて五分だと? お湯を入れて五分だと?
太く短い命だったぜ。
(2006/08/17(Thu) 06:11 星野田)

7. 秘伝の隠し味・汗
秘訣はそう、打てば打つほど腰が出る。
そう教えてくれた祖父は、頑張りすぎてただいま腰が曲がらない。
(2006/08/17 06:15 星野田)

8. 蜘蛛のじゃない糸
昔、情けをかけてウドン屋を助けた事がある。
ってことはだ、天から垂れ下がってる白い糸は、あれはウドンか? ここは地獄なのだが。
(2006/08/17 06:18 星野田)

9. タリラリラン
尻の穴から、にゅるり、うどんが腹から出てきていた。不愉快極まりない。「なんだ。何しに来た」「なんでもないよ」「じゃあ帰れ」「ああ、帰る」うどんは、ふて腐れた様な顔をして這って行って、部屋の隅で埃だらけになって眠った。
(2006/08/17 06:19 無線)

10. グルテン
しばらく寝かせておかないと、人間もうどんも、コシのあるものにならない。そのことを知れ。寝かせすぎると硬くなりすぎる。そのことを知れ。
(2006/08/17 06:23 無線)

11. こんにゃくとかね
おばあちゃんが編んでくれたセーターも靴下もマフラーも全部うどんで編んである。
なんてことがあったら、ホラーじゃない? 食べ物って怖いよね。
(2006/08/17 06:26 星野田 )

12. お題とか関係なくない?
この世に常識なんて無いの! ウドンがながほそいとか、白いとか誰が決めた!
そんなこと言われたからだろうな。うどんのやろうが首つってあの世に行ったのは。
(2006/08/17 06:28 星野田)

13. 作曲。気だるげに歌うこと。
C#うーどんどんDmどん。C#うーどんどんDmどん。C#う、Dど、EんーEうどんー
(2006/08/17 06:28 無線)

14. だじゃれんじゃー
ちがう! うどんに囚われるな! ウドンだけが世界じゃないんだ! うどんなんて綺麗サッパリ忘れて……!
あれ、世界を一個飛び移ったのか? ここは……そばの世界?
(2006/08/17 06:32 星野田)

15. すする
長い長いウドンの話。地球から出発して、火星、木星を通って、土星の輪を三週回ってまた地球までもどらせた。
なぜそんな事したかって? 長すぎて誰も最後まで食べれないからね。
(2006/08/17 06:35 星野田)

16. うどん事変
眠っていると何かが首を絞めていたので、私は「うどんだな」と思った。ほどこうとしてみると、ぬるりとして、とても掴めない。私は仕方がないのでそのままにして、また眠った。夢に、うどんが絡まっていた。
(2006/08/17 06:36 無線)

17. うどんと私
うどんが、わたしの胃腑へつるりと入り込んできた。わたしの心にはうどんが住んでいる。でもそれは三日前の話で、それ以来何も食べていない。わたしの中には誰も住んでいない。
(2006/08/17 06:46 無線 )

18. こっそり教えよう
ウドンの群が海を泳いでいる。大丈夫、噛んだりはしないから手でつかみとってごらん。
あんな不気味ななりして、意外と踊り食いが最高なんだ。
(2006/08/17 06:47 星野田)

19. 怒りのうどん
テンプラを載せるな。油が浮くだろ馬鹿野郎。葱を入れるな。汁が冷めるだろ、猫舌野郎。卵を入れるな。汁が濁るだろ、オカマ野郎。かけ汁を入れるな。熱いだろうが、ケダモノめが……
(2006/08/17 06:53 無線)

20. 終戦記念日
うどんを食べるときいつも父は昔話をする。昔はなぁ、うどんもこんなになめらかじゃなかったし、長くなかったし、中まで非が通ってなかったし……
うどんを食べるときいつも母は訂正する。それはすいとんですよ。
(2006/08/17 06:55 星野田)

21. うど。ん?
ウドっていうのはね。小さいうちは食べられるけど大きくなると食べられないしなんの役にも立たないんだ。だからウドの大木って言うんだね。何が言いたいかって言うと、僕らはもう大木なんだよってこと。伐採。
(2006/08/17 06:57 無線)

22. ダンスデダンサー
お弁当箱の中にはいっぱいの冷め切った焼きうどん。カツオぶしのダンサーはもうつかれ切ってピクリともせず寝ている。
寂しくなって箸を思いっきり突き刺した。妙な感触。敷き詰められたうどんの下は、ご飯が敷き詰められていて……
( 2006/08/17 06:59 星野田 )

23. スランプファイヤー
うどん族の朝は、小麦粉を挽き、水を混ぜて練りこみ、切り分けてゆでうどんといわれるものを作る事から始まる。
熟練の匠がつくったそれはこしがあり、昼までに弓の弦や、罠の一部、漁の網などに変えられ、夜には獲物とともに胃の中に入る。
(2006/08/17 07:03 星野田)

24. 午前七時。君とうどんを。
彼女の唇に吸い込まれていくうどんをじっと見ていた。僕は、割り箸の包紙に、この時間がずっと続けばいい。という意味の詩を書いて見せた。彼女は笑って、もう一束乾麺を茹で始めた。
(2006/08/17 07:05 無線)

25. ごめんよみんな
猟師に助けられたツルは、女に化けて彼の家を訪れ「決して見ないで下さい」と言って奥の部屋にこもった。
気になった猟師がなかを覗くと、自分の羽で服を編む白鶴の姿が。見つかると知ると鶴は東の空に、ってえ、今日はうどんの話をするんだって?
(2006/08/17 07:06 星野田)

26. ダダイズム。
美とは、痙攣するうどんのようなものだろう。さもなくば、存在すまい。
(2006/08/17 07:07 無線)

27. 忘れられた保存用
おんぼろのロボットは500年以上前に作られたうどん製造機。もううどんなんていう食文化はなくなってしまった。
倉庫の奥で彼は、誰かが小麦粉のふくろを自分の背中に入れてくれるのを待っている。
(2006/08/17 07:09 星野田)

28. ダダイズム2
まるで、手術台の上の、ミシンとうどんの偶然の出会いのように美しい。
(2006/08/17 07:10 無線)

29. UDON!!
キスのうまくなるコツ? 口の中で輪を結ぶのさ。
(2006/08/17 07:10 星野田)

30. うどんリミット
僕は、僕のからだがほどけていくのを感じた。僕は消えてしまう前に必至に解決方法を模索する。必要なのは水とでんぷんと、長いひも状の……
分かりかけた時、膨大な計算をしていた右手がつるりっと解けて床に落ちた
(2006/08/17 07:13 星野田)

31. うどんの黙示録
世界は、うどんになった。僕やみんなは、それぞれ葱、油揚げ、唐辛子、ほうれん草になって、うどんに入った。まだ役は空いている。君もこっちにおいでよ。
(2006/08/17 07:15 無線)

32. ほこりにまみれて
ここは秘密だよ。そう言ってつれて来られたのは廃うどん麺工場。
今はこんなんだけど、昔は君の口にはいるものがここで生まれてたのさ。そう言って彼は誇り塗れの機械をこずく。
(L2006/08/17 07:18 星野田)

33. 無題
今までは辛いことばかりだったわ。叩かれて、叩かれて、ぼろぼろのわたし。宝くじ、はずれてた。茹でられて、茹でられて、ふにゃふにゃのわたし。でももう怖くない。胃の中でぐにゃぐにゃのわたし。
(2006/08/17 07:19 無線)

34. うどん天国
うどん様を呼び捨てにするのは禁止。うどん様を食べるのは禁止。うどん様を……
そう言って人間たちは僕らを社会の仕組みから追い出したのさ。もう、食べ物じゃないんだ……
(2006/08/17 07:22 星野田)

35. 二時間経過。
彼方と会ってからは良いことばかりだったわ。口中でぐちゃぐちゃのわたし。銀歯、冷たかった。胃の中でぐにゃぐにゃのわたし。胃液、臭かった。便器の中でとろとろのわたし。ブルーレット、置くだけ。
(2006/08/17 07:23 無線)

36. くる年よる年
祖母がずるずると饂飩をすすっている。彼女は蕎麦が嫌いで、だからいつも一人だけ饂飩を食べている。
ごーん、ごーん……。除夜の鐘がなり始めた
(2006/08/17 07:26 星野田)

37. GEHEHE
落ち着かないぞ。どこかから見られてるのは確かなのだが。どこだ!
彼はしらない。卓上の、うどんの中に目が二つ……。白い麺の奥、黒いつゆの底。
(2006/08/17 07:28 星野田)

38. 君のルードかつ直線的なうどんが欲しいんだ...
彼女が初めて男とうどんを食べたのは、17歳の夏休みでした。初めてのうどんは、やっぱり緊張してうまく食べられなくて、汁が白いシャツに染みを作りました。そのとき、彼女は17歳だったんです。彼女は17歳だったんです。
(2006/08/17 07:30 無線)

39. 試してガッテンダー
細長い真珠ができたら面白いと、真珠貝の中に店のうどんを入れてみた。
それ以来あいつは、うちの常連だ。
(2006/08/17( 07:31 星野田)

40. 無題
空を見上げると、そこにはうどんのような雲。私は、飛んでいってそれを食べようとしたが、青いつけ汁に溺れてしまった。そのとき私は、たしかに見た。白いうどんのと青い汁を。
(2006/08/17 07:34 無線)

41. さて、明智くん
おかしいな。どうしたって辻褄が合わないぞ、と探偵はアリバイ表を見て頭を捻る。
まず、あそこのウドン屋の熱いうどんを食べ切るのに十五分かかるという推理から考え直さなければならなそうだ
(2006/08/17 07:35 星野田)

42. どんどん進め!
ゲーム機とコントローラーを繋ぐコードがブッちぎれて、仕方なく食べ掛けのうどんで二つを繋いだ。
ちゃんと動くじゃないか。ときどきつるんとした線が画面を横切る。
(2006/08/17 07:38 星野田)

43. うどん?
「さあ、もっとよく見せてごらん」「恥ずかしいわ」「なに言ってるの、とっても可愛いよ。白くて、柔らかくて、すべすべしてる」「アッ…そんなに触らないで…アッ…ああダメ、初めてなの」自主規制。
(2006/08/17 07:43 無線)

44. 別れとうどんは突然に
夏になると父は「これが冷たくて涼しいんだ」と、冷やしたうどんを身体中にぐるぐると巻く。
うどん靴下が床にすべり「おっと」父が私に倒れてくる。私の顔に。口に。ちゅるる。それが私の知る父の最後の記憶だ
(2006/08/17 07:44 星野田)

45. UDON
うどんは、悲しんだ。丼から出られなくなってしまったのだ。おまけに後から来た海老はとっくにかき揚にされていた。うどんは海老に向かって「ほんとは、怒ってるわけじゃないんだよ」と言ったが、海老はすでにカラッと揚げられている。その後は知らない。
(2006/08/17 07:46 無線)

46. ねえ!
一言、作者としてここらへんで言わせてくれ。
うどんに殺される。
(2006/08/17 07:46 星野田)

47. 無題
「ほら、食べてごらん」あの人が箸を動かし、垂れ下がるうどんが目の前までやってくる。「あ……」私は舌を伸ばす。彼は箸を引く。
(2006/08/17 07:48 星野田)

48. 中書き。
三時間近くうどんうどん言ってるうちに悟りました。
うどんとは、死ぬことと見つけたり!
(2006/08/17 07:49 無線)

49. ねえ!2
水が冷たい。いつの間にこんなに冷やされてしまったのか。そう彼は嘆くようだ。
「本当は僕は熱かったのに……」哀しそうに、震えないでくれ。
(2006/08/17 07:49 星野田 )

50. 無題
「待てー、ウドーン」「しーつけえなぁ、とっつあん」「ウドン逮捕だー」「あらら、捕まっちまったい」「わっはっは」落ちないよ。
(2006/08/17 07:51 無線)

51. ひやっと冷たいうどん始めました
からっぽになってしまったどんぶりに、ほら耳をつけてごらん。
聞こえるよ? 聞こえるだろう? 聞こえないかい? さっきまでその中に入っていた者達の声が。
(2006/08/17 07:51 星野田)

52. 無題
あまり僕らを攻めないでくれ。落とすのとかって、大変なんだよ。こんな短い中でさ!
うどんが、うっどんだ! あはは
(2006/08/17 07:53 星野田)

53. 無題
食べてもいないうどんが鼻腔から顔を覗かせていた。もったいないので食べてしまうと、僕はすっかりうどんが気に入ってしまった。
(2006/08/17 07:53 無線)

54. 飢え
蝉の抜け殻が。
天カスに見えた、夏。
(2006/08/17 07:54 星野田)

55. 上
丼の中のうどん、大海を知らず。
されど空の青きを知る……なーんて、そこは俺の口の中だよー
(2006/08/17 07:56  星野田)

56. うどんリターンズ
彼女が身に着けている黒いうどんが透けて見えた。僕は、「ねえ、うどん透けてるよ」と遠慮がちに言った。彼女は「そりゃ透けるよ、夏だもん」と言って笑った。何がなんだかさっぱりわからなかった。
(2006/08/17 07:56 無線)

57. 割り込まれた!
うどん食いすぎた! ちょっと、あんまりお腹とか叩かないでよ。
う、う、う……うぇ。
(2006/08/17 07:57 星野田)

58. 懐かしい感じ
ポケベルとか今時懐かしい。蝉の音がうるさいくせに、ピピピというその音ははっきり聞こえた。
『ウドン キトク スグ カエレ』 しまった。うどんを茹でっぱなしで家を出てきてしまったぞ。
(2006/08/17 07:59 星野田)

59. うどんネクスト
うどんの学校に転校生がきた。彼女はうどんの本場、香川からきたらしい。教壇にたった彼女は教室を見回し、言った。「あんたら。うどんをなめてるでしょ」誰もなめてなかった。
(2006/08/17 07:59 無線)

60. ネクスト。勝手にネクスト
彼女の名は影山さんというらしい。下の名前はしらない。その執着からするに「うどん子」とかかもしれない。
「そばを食べるやつは敵よ!」彼女には敵がたくさんいるらしい。
(2006/08/17 08:01 星野田)

61. うどんガール
ウドンちゃんは、花屋さんでバイトをしているんですね。花屋のバイトは冬はきついですね。でもウドンちゃんは、くさらずに、笑顔で仕事をするんですね。俺はウドンちゃんが好き。ウドンちゃんに命を捧げます。
(2006/08/17 08:02 無線)

62. 無題
「しかしトリックが私にはわかりました」。探偵は言った。「犯人がうどんで被害者の首をつったというのはもう話しましたね」
曰く、このトリックは特に美味しいうどんを凶器に選んだ事。このうどんを食べずには加害者は死んでもしに切れなかったのだ
(2006/08/17 08:05 星野田)

63. うどんアディクト
叩かれて、切られて、茹でられて、仕舞いに食われて。それでもうどんは生きている。それでもうどんは笑っている。そんな饂飩に。私はなりたい。
(2006/08/17 08:05 無線)

64. うどん妻
妻はうどんである。だからお風呂で茹でてやった。少々茹ですぎたのか、くたくたになってしまった。
茹でる前はしわしわだったので、それよりもまあいいか。『あ・な・た』ああ妻がよんでいる
(2006/08/17 08:07 星野田)

65. うどん・・・えーとまあ、ね・・・
そのうどんは気が狂っていた。それまで仲の良かったメン汁は、彼を無視してそばと駆け落ちをした。うどんが正気の時は「ディズニーランドに行こうね」と言っていた。それを知る人はもういない。
(2006/08/17 08:08 無線)

66. 眼力
「ワシには、うどんをある目はあるぞ。うむ!このうどんは信用できるな。澄んだよい目をしておる」
くいたくねぇよ、じいさん
(2006/08/17 08:09 星野田)

67. あーーーーっほ
遠くに行きたい。うどんの無い遠くに。
そう言って、麺つゆはインド行き便のチケットを買った
(2006/08/17 08:10 星野田)

68. うどん。
うどんは、自分がうどんでなくなりつつあることに恐怖を感じていた。うつろな目で、いま、カビを眺めていた。
(2006/08/17 08:11 無線)

69. 良くある現実
まず、出汁をとった水に酒を入れ、醤油をたらして色をつけ、塩で味を調える。さらに一晩寝かして味をおちつかせる。
そこまで作ってから、もううどん切らしてるじゃんって気付いた。
(2006/08/17 08:12 星野田)

70. そとですね
「ねえ、アイス買って、アーイース!ねえねえ!」と子供が駄々をこねてる。
 何で俺を求めないんだよ! ひんやりしてるのによ! と冷うどんは拗ねる。
(2006/08/17 08:14 星野田)

71. うどん&うどん
麺つゆはカレーに嫉妬していた。カレーが言う「うどんは私のものよ。あたしと彼でカレーうどんだから……」意味不明な上に駄洒落にすらなっていないままフェードアウト。
(2006/08/17 08:14 無線)

72. いっぱいいっぱいだよ
僕はうどんを必至に刻んでいる。
そろそろパンが食いたいから、小麦粉まで戻ってくれ。
(2006/08/17 08:17 星野田)

73. うどんと親父
「親父、おれ、もううどんなんて見たくねぇよ」「馬鹿もーん」ひっくり返るちゃぶ台、怯える娘。「お父ちゃんやめてー」「うどんに終わりはないのだ。あるとすればそれは死だ」死にたくなったので終わり。
( 2006/08/17 08:19 無線)

74. エンドレスうどん。
「おいお前。いいうどん持ってんジャンかよ」「や、やめてください」「いいから貸せよ、よっと。へへへ」「ああ!」「ずるずる。うめー」「ああ…」「ずるずる」「ああ…」「ずるずる、ずずー」「もういっそ殺して…」
(2006/08/17 08:22 無線)

75. 台所の一角で
「人類が滅んでもゴキブリは滅びない、なんていうよね」と、うどんA。
「食糧事情で人類が滅びるなら、ゴキブリを食べれるようになっておけば滅びる心配はなくなるね」うどんB。
(2006/08/17 08:22 星野田)

76. 無題
出口のないような、不思議な朝だねだって今朝はうどんの朝。だって今夜は鍋焼きうどん。
(2006/08/17 08:24 無線 )

77. mぎおあhぼgなdfmp「ばd
ウーヒッヒヒヒ滅んでしまえ。狂気博士は徹夜明けでご機嫌斜め。
うどんでも食べて落ち着こう、ね。
(2006/08/17 08:24 星野田)

78. fま@いおふぁmふぁ
「市長! 大変です。うどんが町に溢れかえっています!」「な、なに、さっそく流しうどん大会をして、この町を救うのだ!」
落ちてるもの、たべちゃだめ。
(2006/08/17 08:26 星野田)

79. それでもうどん。
神が気まぐれで、月見うどんから、月をとってやった。うどんは悲しくて、悔しくて、羽がもげそうだった。あんまり悔しくて、悔し紛れに言った「まったくツキがないぜ・・・」
(2006/08/17 08:28  無線)

80. fhshjぐぇあgふぁbさsm
バウバウ! うわっぬかった! うどん犬に嗅ぎつけられたぞ! みんな逃げろ!
密輸うどんごっこ。たとえば生れて一日で消える遊びというのが、ある。
(2006/08/17 08:28 星野田)

81. 勇者のプライド
うどんにも意地がある。
決して黒いつゆには染まらない。染まるものか
(2006/08/17 08:30 星野田)

82. ラスト二十。
星「もういい加減疲れたね…」無「うん。マジでね…」星「……」無「……」星「……」無「……」星「…ずるくない?」無「うん」
(2006/08/17 08:30 無線)

83. 意味なんて、意味無いさ
うどんを鏡にうつせば、なんとうどんが二倍になる。
そのまま食べれば、なんと食べる速度も二倍である。
(2006/08/17 08:32 星野田)

84. 無題
どこかの誰かが優しい声で恋人に囁く夜。僕らはうどんのことを話していた。僕は、「なんだか、だって、だってなんだもん。」と言って誤魔化した。何かを誤魔化した。
(Last.2006/08/17 08:33 無線)

85. お題、変えない?
折角だから、昔の話でもしようか。僕はね、うどんを粗末に扱ったことがあるのさ。詳しくは酷すぎて言えない。
きっと……きっといま、その報いを受けているんだ
(2006/08/17 08:34 星野田)

86. 「うどん」部分を置き換えてもいいよ
愛さえあれば何とかなるって信じてたのは、嘘だったのかい?!
いいや、僕らはうどんを愛しすぎたんだ……
(2006/08/17 08:36 星野田)

87. 夕暮れうどん
ウドンちゃんがウドンに訊きました。「うどんよ、うどん、うどんさん。世界で一番綺麗なのはだあれ?」うどんはこう答えました「それは私です」「まぁ憎たらしい!あんたなんか全部食べてやるわ!」ダイエットは失敗したようです。
(2006/08/17 08:37 無線)

88. 「うどん」部分を置き換えてもいいよ2
「なんて清清しいうどんだろう」「うどーん!逮捕だ!」「まって、うどんさんは何も盗んでないわ!」「いいえ、あのうどんは確かに盗みを働きました」「え……」
「あなたの……時間です」
(2006/08/17 08:36 星野田)

89. うどん編・完 七味唐辛子編がはじまるよ!
とうとう犯人を捕まえた名探偵。「さあもう追い詰めた……」探偵は途中で言葉を止めた。犯人は死んでいた。
探偵は犯人を調べる「あ!?」 口いっぱいの七味唐辛子……「まさか真犯人はべつに……」
(2006/08/17 08:41 星野田)

90. 断固ウドンでw
う「我々はうどん星から来た者です」無「おはよう。ウドン星人」う「さっきから見てたけど君ら、馬鹿じゃないの?」無「なめたこと言ってると、食っちまうぞ、馬鹿野郎…」
(2006/08/17 08:41 無線)

91. 90台にはいった!!
ドラッグUDON。それは危険な薬。一錠のめば、あなたはもうUDONの恐怖から逃げられない……
「っていう宣伝、良くないですか?」「ところでうどん味の錠剤って、うれるの?」
(2006/08/17 08:44 星野田)

92. うどんジェノサイド
逃げまどうウドン星人を僕は一匹残らず食べつくした。後には、深い後悔の念が残るだけだった。
(2006/08/17 08:44 無線)

93. 食べ物について
カロリーメイト、うどん味が発売される。
「うどんって、そんなにカロリーなくない?」わお
(2006/08/17 08:45 星野田)

94. もうこない、昨日まで
もしもなにかが違っていたら。昨日左足から歩き始めたたら。うどんを食べるとき二本ずつすすってたら。
もしもなにかが違っていたら。僕はまだ君を好きだったかもしれない。もう、もしもの話しにしかできないけど。
(2006/08/17 08:47 星野田)

95. うどんによるうどんのためのトランス状態
俺は備前正宗でウドンを叩き切った。一本、二本、三本……。百本のうどんは二百本になって、倍になってまた、倍になって、いつしか俺の血は麺汁になった。
(2006/08/17 08:47 無線)

96. 青春っぽく
ここまで書いて後悔してることはさ。
もっと、うどんのこと、知っておけばよかったなって。そうおもうんだ。
(2006/08/17 08:49 星野田)

97. ウドン狂い。大部分盗作
病気はどんどん進行。ウドン病に冒された多くの人が死んだ。はやり病に罹っちまった俺はまだ生きている。
(2006/08/17 08:50 無線)

98. 脅迫
「指定先の場所に、お前一人でこい。さもなくば娘の命は……これ以上いわなくてもわかるな? 見返りに要求するのは三億うどん。びた一本たりともまけん」ガチャ
私はありったけのうどんをバッグに詰め込んだ。
(2006/08/17 08:51 星野田)

99. うどんのゴールテープが見える。
探し物はうどんです。机の中も、かばんの中もウドンで一杯なんです。まだまだ探すつもりです。夢の中でウドンとダンスを踊るまで。
(2006/08/17 08:51 無線)

100. もうすぐだー(涙
諸君。ドラッグUDONがどれほど危険なものか、分かってくれたかね!!
狂っていた……ああ狂っていたさ!
(2006/08/17 08:52 星野田)

101. 滅亡のうどんソナタ
ルプンテ! どこからか巨大なうどんが現れた!
無線不通は立ちすくんだ! 星野田は立ちすくんだ!
(2006/08/17 08:53 星野田 )

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102. 後書き  無線 - 2006/08/17(Thu) 08:58
どうもすいませんでした。うどんは悪くないです。悪いのは麺汁です。ではこれから力いっぱいうどんを打ってきます。


103. 《後書き》おつかれさま  星野田 - 2006/08/17(Thu) 09:09
 2行小説、お題を「UDON」で100連発お届けしました。きたねぇ花火だぜ。みたいな。
 40くらいと、60くらいと、70くらいと80くらいでめげそうになりました。きっと途中からネタ切れ感がひしひし感じる大作です。でもなぜか、無線さんの作品、質が後に行けば行くほど高くなっていくような……? この人はおかしい凄いぞ。16、17、19とか初期の方で好きな感じ。35あたりでも神様が降りてきてるような気がする。何だこの人は! 追い詰めると覚醒するなんとかサイヤ人なのかも知れません。後半のいい奴は自分で探してください。番号控えるのメンドイ。もう寝る。
 他の人、やってごらんなさい、これ。そして無線さんがほんとうになんとかサイヤ人か確かめてください。

 うどんって、何回キーボードに打ち込んだんだよ。もうみたくねぇ


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